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A.F.M.活動報告

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第5日目 #2

ヤド・バシェム(ユダヤ人虐殺ミュージアム)
→エルサレムプロムナード(一望)

●ヤド・バシェム

あんなに喜び一杯に盛り上がったバルミツバ・パーティーの次に向かったのは、一変して、悲劇のホロコーストのメモリアルのために建てられた「ヤド・バシェム」:ユダヤ人虐殺ミュージアムでした。ホロコーストでは600万人のユダヤ人が虐殺されました。

P3220281.jpg ←”YAD VASHEM" と書かれた下に、ユダヤ教のシンボルともいえる、燭台(メノラーと呼ぶそうです)が描かれています。
●CHILDREN'S MEMORIAL

ホロコーストでは、子どもだけでも150万人が殺されています。ここ、Children's memorial では、殺された子供たちの名前が一人ひとり読み上げられる放送がかかっていました。(これはエンドレスに延々と繰り返されるそうです)そして1本のローソクをたくさんの鏡に反映させて、その部屋一杯に何本もローソクが写っていました。

P3220291.jpg P3220279.jpg
↑子どもは150万人 ↑柱のオブジェ、どれも途中で折られています、人生をもぎ取られた短い命を表しています

●写真展示場

入り口に入る所には、4つの大きなオブジェが壁づたいに並んでいて、一つ一つに意味がありました。

P3220287.jpg ←4つの大きなオブジェ

(上の写真の一番奥から順に)
・一つ目:逆さまになった燭台、切断されバラバラにされた魚、煙の上がる煙突です。これはたくさんのユダヤ人が収容所に入れられ、煙突からは死体を焼く煙が上がっている事を意味します。
・二つ目:ハシゴのオブジェ。ユダヤ人は武器らしい武器を持っていなかったために、そこらへんにあるもの(ハシゴが象徴しています)を武器にして戦いました。
・三つ目:船のオブジェ。地を追われてちりぢりになったユダヤ人たちが、船に乗ってこの地に帰還しました。
・四つ目:ライオンの背に燭台があるオブジェ。ライオンはイスラエルの象徴です。その背には正常な形の燭台があります。また"サボク"(=サボテンの実:外見はごついが中身は甘い、ということで、ユダヤ人を現す言葉として用いられるそうです)も一緒に背負われています。そしてその二つを背負ったライオンの目には涙が流れています。このつらい過去の悲しみを背負いながらも、前に進んでいる事をあらわしています。

P3220288.jpg P3220289.jpg

たくさんの写真を前に、言葉を失いました。出てくるのは、ただ涙だけ・・・。今の時代になって、ホロコーストがあったことさえも否定する人が出てきています。しかし絶対に忘れてはならない事実です。

●ゲットー:Getto について

ゲットーとは、ユダヤ人をある一箇所に強制的に集め、まわりをぐるっとれんがの壁で覆って作った専用の隔離居住区のことです。仕事や買い物など、そこから出られる人を厳しく規制しました。そしてゲットー内へ入れる食料を少しずつ減らし、次々と餓死する人が出る、病気もまん延する、という状況が作られました。また、ユダヤ人である事が区別がつくように、大きなダビデの星(6つの角がある星)の腕章を付ける事が義務づけられました。(映画「シンドラーのリスト」や「戦場のピアニスト」でも詳細に描かれています)

しかし、そんな過酷な状況の中で、ラビ(律法学者)たちによってトーラーの学び、決められた祭りは失う事なく行われました。燭台など、ないものは手で作りました。・・・そのような写真が残されていたために見る事ができました。これはあるドイツの写真家が一日だけゲットーに入る事を許された時に撮影した写真だそうです。それはそれは、悲劇的な写真が多く展示してありました。涙が止まりませんでした。

P3220290.jpg ←ガス室で使われた薬品「チクロム」

またこの収容されたユダヤ人を使って、さまざまな人体実験も行われたようです。ありとあらゆる残虐な実験がなされました。しかしこのことによって、ドイツの医学が著しく進歩したのです。

●「血の中にいのちがある」

下の写真、この二つの像の間の壁(下の方)に、かすかに見える文字、ヘブライ語で「血の中にいのちがある」と書かれてあるそうです。聖書でも、旧約聖書からイエスにいたるまで、"犠牲の血”をもって罪を償うなど、血は大切な場面で必ず出てきます。血の中にいのちがある・・・そう考えた時に、血を流す=いのちをもって償う、という事になるのでしょうか。

P3220292.jpg

<メッセージ>
ホロコーストは確かに残虐な行為であったけれども、これは明らかに"悪の力"が背後に働いて、ユダヤ人を根絶しようとしたことでした。聖書には「義人はいない、ひとりもいない」と書かれてある通り、人は誰でもみんな同じ罪人です。"罪人"というのは、私たちの言う"悪人"という意味ではなく、神から見て罪を背負った状態のことで、イコール残虐な人ではありません。このホロコーストで人を殺しまくった人たちでさえも、このような出来事がなければ、みんな普通の善良な人たちだったはずです。それが悪の力に捕らえられてしまうと、こうも残虐になれる、という事の証しでもあるでしょう。

しかし、この大きな出来事を通して、ユダヤ人たちは神を恐れる事を守り続け、今のイスラエル建国を勝ち取りました。ただホロコーストがあった、と悲観にくれていてはいけません、神の目で見た時に、この事さえも益としてくださる、その神を信頼する事、また世界観を持ってイスラエルという国を学ぶ必要があります。

●いのちは血の中に息づいている

この場所で、ガイドであるサラさんからメッセージがありました。
サラは、お母さんがカナダ人のクリスチャン、お父さんがユダヤ人で、そのお父さんのご両親がホロコーストによって殺されたそうです。その話しを聞いた時にサラは非常にショックを受け、ドイツに対して大きな怒りを抱いたそうです。しかしイエスの愛を知り、今ではドイツを許す事ができて、今ではドイツ語が好きでよく勉強し、何度かドイツにも訪れたそうです。
「ホロコーストは、確かに大きな過去の傷であるし、ユダヤ民族にとって許し難い事ではあるが、父祖たちのたくさんの血潮が流されたおかげで、イスラエルは再建国につながり、今私たちが生きているんです。この悲劇によって国連がイスラエルの味方になり、「やはりイスラエルは必要だ」と世界が認めたのです。」と話してくれました。

たった50年前に起こったホロコースト、未だにその経験をした人がたくさんイスラエルには残っています。そんな中で、バルミツバのパーティーのように、成人式を祝える人たちなのです。なんと強く、なんと素晴らしいのでしょうか。

P3220283.jpg ←なんの意味だったかは忘れましたけれど、「SUGIHARA JAPAN」の文字が入ったプレートを発見。この記念館か、またはユダヤ人を助ける何かに、日本のある人が貢献した記念の何かかもしれません。

●しめくくりはエルサレムを一望できるプロムナードへ
本日も、本当にたくさんの事を学んだ一日でした。喜びと悲しみ、ユダヤ人の味わったものには比較にならないかも知れないけれど、少しでも触れる事ができて、本当に良かったと思いました。

P3230296.jpg P3230300.jpg

胸の内は、いろいろ入り交じって複雑だったけど、この空がすべてを包み込んでくれた気がしました。
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  1. 2001/03/22(木) 03:03:33|
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Gospel Choirを指導して、早いもので丸12年が経ちました。まだまだ成長の足らない私ですが、精一杯みなさんと一緒に歌って行きたいと思います。日本のGospel Choir、がんばろう~~!

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