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A.F.M.活動報告

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第5日目 #1

バルミツバ→バルミツバ後のパーティ

5日目、まず最初に訪れたのは、なんとバルミツバ、ユダヤ教の成人式でした。シナゴーグに入るのも初めて、ユダヤ教に関しては全く経験がなかったので、見るものすべてが初体験、実に貴重な経験をさせていただきました。

●バルミツバ

バルミツバの本来の意味は「律法の子」、律法の責任を自ら背負う、という事を儀式的に現したもので、これが実質的なユダヤ教の成人式になります。男子は13才で、女性は12才で成人します。シナゴーグとはユダヤ教でいう、祈りの場としての会堂ですが、これは10人以上のユダヤ教の成人男性が集まらないと成り立たないそうです。いろいろな意味で成人したということは、ユダヤ人にとって意味の深いものなのです。
そのバルミツバ、今回はちょうどバス運転手・ヨッシーさんの息子、エラン君が式をする、ということで、私たちハーベストツアーメンバーに参列?を許して下さいました。きっと日本人の参加は初めてでしょう、ということでした。そんな由緒ある機会を与えてくださった主に感謝します!

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↑成人式の行われたシナゴーグ、貫録。↑こちらが会堂です。ギャラリー?から撮影。
会堂は天井まで吹き抜け状態ですが、ギャラリーのような2階席があります。1階には男性しか入れないそうで、たとえ家族であっても、女性はみんな2階にいました。これは別に、女性蔑視ということではなく、男性はシナゴーグでは祈るのが仕事、そこへ女性が入って目線を奪われたり、たとえば香水の匂いがただよって来たら祈りに集中ができない、との配慮から、このような形式になったとの事でした。

●いよいよ、バルミツバの始まりです

ヨッシーさんやエラン君をはじめ、何人か同じ年代の男の子や青年、年輩の方、と様々な人たちが、みな同じ服装をしていました。頭にはもちろんキッパという小さな丸い帽子、白地にブルーの線で模様の入っている大きな布を、ショールのように着ていました。細い黒い、長い革のベルトで頭と腕にぐるぐる巻きにつけていて、そのベルトについているんだと思うのですが、黒い小さな箱が額にも腕にもありました。これは、聖書の申命記の中にある言葉「これをしるしとしてあなたの手に結びつけ、記章として額の上に置きなさい」(申命記6:8)の言葉を厳格なまでに守っているんです。しるしとは、神様が下さった掟のことです。きっとあの箱の中には聖書の言葉が入っているのでしょうね。

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↑見えますか?確かに額と腕に小さな箱がついてます。↑カメラマンの人は普段着ですが、頭にはちゃんとキッパがありました。

儀式が始まりだしたら、少しお兄さんの年代の男性が、何やら本をず~っと朗読します。二人ほどで時々交代しながら、延々と続きます。それはまるで日本の詩吟のような、長唄のような感じで、歌うように朗読するのです。また所々で、その場にいたほとんどの人が声をそろえて一緒に歌ったり、言葉を復唱したり(していたんだと思ったのですが・・?)していて、かなりの長い時間続いている中、よくみんなタイミングや言葉を間違えずに一斉に歌えるものだな~、と思いました。ヘブル語の言葉は韻をふむ言葉なので、覚えやすいのだそうです。聞いてる分には、正直言って全然わかりません。

●いよいよ~御開帳?の雰囲気に良く似てますが・・・

このままずっと、朗読で終わるのかしら、と思った頃に、突如、講壇の後ろにある大きな扉が開きました。そこには素晴らしい装飾で飾られた”トーラー”=律法の書かれた巻き物 がいくつも納められていました。そのうちの大きなトーラーをヨッシーさんが取り出し、肩に担いで、エラン君と会堂内を一周して回りました。

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↑この扉が開かれる場面、なんっか見覚えが・・・↑親子でトーラーを大事そうに担いで歩きます。

そして周り終わった後、トーラーを講壇の上に置き、それを開いて(この時、直に触ってはならないために、ついている布の上から触って開けるんですよ)いよいよ、主役のエラン君が中に納められている巻物を朗読します。このときも巻物に直に触ってはいけないので、"ヤド"と呼ばれる指し棒を使っていました。やはり少し緊張していたようですが、立派に、堂々と朗読していて、お父さんも誇らしげでしたよ。

聞くところによると、誰でも子どもは5才からトーラーを読む勉強をし、12才になる頃にはモーセ5書(創世記、出エジプト記、レビ記、民数記、申命記)をほとんど暗記するほどになるそうです。え~!考えられません!ですから、その勉強は家族をあげての勉強なのでしょう。ユダヤの家族はとても家族の絆が強い、という事ですが、こんなに素晴らしい儀式を守ってきたのは家族の絆あってこそですものね、納得です。

P3220264.jpg ←立派に朗読し終えたエラン君、えらい!

●その後、パーティーへと繰り出します

バルミツバが終わってすぐに、あるホテルの会場を使って、盛大なパーティーが催されました。平日の、しかも真っ昼間だというのに、家族から親戚から、250人もの人が集まっていました。その中に私たちツアーメンバーも出席することができました。しかし、なにしろ盛大に祝うんですね~、日本の一般的な結婚式よりも豪勢です。そして結婚式のように祝い金など払う制度がありませんから、全部、お父さんのヨッシーさんが費用を払ってるって事です。比べるのは意味がないかもしれませんが、日本で誰がこんなに自分の子どもの成人を祝う人がいるでしょう。ユダヤ人にとって成人することとは、それぐらいに嬉しいこと、喜ばしいことなのですね。

P3220275.jpg ←とにかくすごい盛り上がり、私も我を忘れて踊りました。

もうみんな、信じられないくらい底抜けに明るくて、中盤で行われた大ダンスタイムでは、ほとんどの人が立ちあがり、声を上げて激しく、汗をかきながら踊り狂っていました。その中にもちろん私も入りました。ツアーガイドのサラなんて、我先に!と踊り出し、延々と疲れ知らずで、私たち日本人を巻き込んで踊っていました(私は個人的にとてもびっくりしましたが)。トラブルなどはもちろん全然ありません、人に絡んだり、日本人だからと馬鹿にするような人も一人もいませんでした。み~んな素敵な人たちばかりでした。こんな大切なパーティに私たちを招いてくださり、ヨッシーさん、本当にありがとうございました!

●イエスが水をワインに変えたのも、こんなパーティーだった?

聖書に出てくるお話で、イエスの初めて奇跡の場面「カナの結婚式」がすごく想像できました。(ヨハネによる福音書2:1~)この話しは、結婚パーティの途中でワインがなくなってしまい、イエスが水をワインに変えて、その危機を脱した、という話ですが、これだけ盛り上がっているパーティーの中で、もし「ワインがない」となったら、どれだけ大変な状況だったか・・・と思います。ちなみに、ユダヤ人にとって成人式よりも、結婚式のほうが盛大に盛り上がるそうです。このパーティよりもすごいの?!と思ったら、聖書時代の当時、ワインがなくなってしまったことに取り乱して、(ここでは母マリヤが)イエスに泣きついたこともうなずけます。

P3220268.jpg ←ヨッシーさんと、ツーショット。
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  1. 2001/03/22(木) 02:52:08|
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