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プリムの祭り~奇跡の大逆転~ その2

<1>で、ひとまずユダヤ民族=選民である、という事柄を頭に置いて、そして本題である"プリムの祭り"に移りましょう。これは旧約聖書「エステル記」に由来する祭りです。
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『プリムの祭り』

この日、子供たちは仮装するそうです、そしてこの祭りのベースであるエステル記を朗読して、「ハマン」という言葉が出ると、みんなで足を踏みならして音を立てる、というおもしろい習慣があります。そして、この祭りに無くてはならないのが「ハマンの耳」というお菓子です。

●エステル記 その時代背景
今から2500年ほど前に実際にあった話です。(と言っても、聖書は全て事実が書かれてある歴史書なので、当然ですが)紀元前586年、ユダヤの民がバビロン国に滅ぼされ、ほとんどの人が捕囚として連れ去られます。その後バビロンはペルシャ(インドからエチオピアに及ぶ広大な127州を治めた)に滅ぼされ、ユダヤの捕囚の民は帰還されますが、多くの人はその地に残っていました。その民に起こったストーリーです。
***
時の王、ペルシャのアハシュエロス王に気に入られ、王妃として選ばれたのが、王宮の門番をしていたモルデカイ(ユダヤ人)のいとこにあたるエステルでした。(エステル記1:9~22)そんなある日、モルデカイは城門の警備についている二人の宦官が王の暗殺計画を練っているのを知り、王妃エステルを通して王に通報しました。その結果、宦官の二人は磔にされ、この知らせをもたらしたモルデカイの事が、王の年代記に詳細に記されました。(同2:21~23)

王はその後まもなく、ハマンを総理大臣に抜擢しました。みな彼にお辞儀をする事が命ぜられますが、モルデカイだけは絶対に頭を下げようとはしません(ユダヤ教では神以外のものを崇めることを堅く禁じているため)、この態度に怒りを燃やしたハマンは、モルデカイのみならず、国中のユダヤ人を皆殺しにしようと考えました。ハマンは王に「すべての州にいる諸民族の間に、王の法令を守っていない民族(=ユダヤ人)がいる」と告げ、彼らを滅ぼさないと王のためにならない、と進言し、王はいっさいの権利をハマンに委ねました。(エステル記3:7~)ユダヤ人虐殺の計画が王によって承認されてしまったのです。

これを知ったモルデカイはエステルを通して、なんとかその計画を思いとどまるように王に伝えるよう勧めます、しかし王からの召しがなくては、王妃と言えども王宮の中庭に入るだけで即刻打ち首となってしまいます、命がけです、すぐには承諾できません、そんなエステルにモルデカイは伝えました。

「あなたがこの王国に来たのは、もしかすると、
この時のためであるかもしれない。」
(エステル4:14)

エステルは熟慮した末、同胞のために死ぬ必要があるのなら、と覚悟を決め、いさぎよく王宮の中へ入りました、ところが王は怒るどころか彼女を招き入れたのです。エステルは王に「何がほしいのか」と聞かれると「私が設ける宴会に、ハマンと一緒に来て下さい。」と答え、王は快く承諾します。その夜、王は不思議と眠れなかったので、使いの者に年代記を読ませました、そこでモルデカイが王の暗殺計画を報告した、という事が見つかったのです、王はモルデカイに栄誉を与えたいと思いました。

その後、宴会に出かけた王は上機嫌でエステルに「欲しいものは何でも与えよう」と言います、エステルはそれに答えて「私にいのちを与え、私の民族にも命を与えて下さい。私も私の民族も滅ぼされることになっているのです。」(同7:3~4)と伝えると、王は激怒し「たくらんでいる者は誰か?」の問いに、エステルは「この悪いハマンです」と答えました。結局ハマンは、自分でモルデカイを吊るそうとして作った絞首台に、自分が吊るされることとなりました。そして王は、ハマンの財産を全てエステルに与え、モルデカイを総理大臣に任命しました。それはアダルの月、14日でした。災いが去ったことで、国中のユダヤ人たちは喜び、祝宴を張り、その日を祝日としました。
***
・・・と、短く、かいつまんでエステル記をまとめましたが、実際もとても短く、わかりやすい内容なので、聖書を持っている方はぜひ一読してみて下さい。おもしろいです。


●歴史に根を張る、反ユダヤ主義
プリムについて、注意を払うべき最初の課題は、「ユダヤ人を見る偏見の目」です。ユダヤ人を滅ぼそうとした人は、エジプトのパロ、ハマン、ヘロデ、そしてヒットラーなど、聖書の時代から今まで数えきれない程歴史に登場してきています。ユダヤ人がこうも嫌われる理由は、<1>のユダヤ民族の項でも触れたように、神によって選ばれ、神と契約を結んだ民だからです。その目的は人類を救う、という壮大な目的です。イエス・キリストを地上に送り、ユダヤ人として生まれたイエスを十字架の死にまで追いやられたのは、神の救いの計画ですから、ユダヤ人の撲滅を謀ることは、神の救済の道を断ち切ることにつながるのです。

●ユダヤ人をあなどると、必ずしっぺ返しを食らう
大昔から、悪の勢力はあの手この手と手段を変え、ユダヤ人を襲ってきました。エジプトのパロに始まり、アマレク人、ハマン、シリア、ローマ、十字軍戦士、宗教裁判(13世紀から19世紀のヨーロッパにおいて、異教:キリスト教意外 の発見と異端者の処罰を行った)、ポグロム(ロシアによるユダヤ人大量虐殺)、ヒトラーによるホロコースト、etc. そして現代、中東のイスラム勢力が聖戦を唱えて、絶え間なく攻撃を仕掛けてきています。

にもかかわらず、ユダヤ人は守られ、今も生存しています。また加害者たちは、結果的に歴史から消えて行きました。聖書にこのような言葉があり、まさにこの言葉が成就しているのですね。

「しかし、あなた(=ユダヤ)を食う者はみな、
かえって食われ、
あなたの敵はみな、とりことなって行き、
あなたから略奪した者は、略奪され、
あなたをかすめ奪った者は、
わたしがみな獲物として与える。
わたしがあなたの傷を治し、
あなたの打ち傷をいやすからだ。」
(エレミヤ30:16~17)

エステル記を見てもわかるように、イスラエルの勝利は、いつもギリギリの所で来ます。大逆転の勝利と言えるでしょう。また、神の計画は、時代を超えても必ず成就します!

<3>では、歴史を振り返り、神がどのようにイスラエルの民を守ってきたかを見てみます。
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  1. 2007/03/03(土) 11:11:02|
  2. Bible Study
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