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A.F.M.活動報告

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預言の成就

最近、特に思うのは、聖書を読む際にユダヤ的な背景、ユダヤ教的な視点がないと、私たちには理解するのは不可能なんだよなー、と言う事です。私は個人的にイスラエル聖地旅行にも行って、聖書の世界が今でもちゃんと息づいているのを体験し、また聖書で書かれているユダヤ教の律法を同じように今でも守り続けている人たちを見て、つくづく感じています。そして今の時代に、その背景から聖書を解き明かしてくださる先生からのメッセージを日本にいながらにして聞くことができる、これもまさに恵みだなーと思っています。

そんな中で、「ハーベストフォーラム東京」という、ハーベストタイムの中川健一先生が毎週東京で開いている集会のメッセージは本当に毎回が新しい発見と大きな恵みをもたらしてくださいます。

http://www.harvesttime.tv/

たくさんある発見の中で今回このブログで取り上げるのが「預言の成就」ということです。聖書にはよく「これは~~という預言が成就するためであった」という言葉が出てきます。で、私自身もこの言葉をどう捕らえたらいいかわかりませんでした。特に悲しい出来事が起こったところで、"これが預言の成就だ"、と言われると、こんな悲劇も神様が意図された事なのか・・・という風に思ってしまって、結局良いことも悪い事も、神様のなさっている事なのだ、という勘違いにつながってしまってました。その言葉を、ハーベストフォーラムのメッセージで解説を聞いた時に、100%ではないかもしれませんが少しでもわかって納得することができました。
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それはマタイの福音書2章からのメッセージで、この中でメシアに関する預言が4つ出て来ています。この預言の成就、という言い方で旧約聖書を引用する、その方法を解説してくださいました。

1. マタイ2:6
「ユダの地、ベツレヘム、あなたはユダを治める者たちの中で、
 決して一番小さくはない。
 わたしの民、イスラエルを治める支配者が、あなたから出るのだから。」
  →ミカ5:2からの引用

2. マタイ2:15
 これは、主が預言者を通して、
 『わたしはエジプトから、わたしの子を呼び出した。』
 と言われた事が成就するためであった。
  →ホセア11:1 からの引用

3. マタイ2:18~
 「ラマで声がする。泣き、そして嘆き叫ぶ声。
 ラケルがその子らのために泣いている。
 ラケルは慰められる事を拒んだ。子らがもういないからだ。」
  →エレミヤ31:15からの引用

4. マタイ2:23
 (イエスの家族は)そして、ナザレという町に行って住んだ。
 これは預言者たちを通して、「この方はナザレ人と呼ばれる。」と
 言われた事が成就するためであった。
  →聖書をいくら探しても、このような記述はない

で、この4つは、当時ユダヤ教の律法学者(=ラビ)たちが旧約聖書を引用する時の4つのパターンを全部出している、教科書的な場所だそうです。(マタイはこの福音書をユダヤ人に向けて書いています)

一つ一つを大まかに説明すると、

1. 預言された文字通り、そのまま起こる
・・・預言通り、キリストはベツレヘムでお生まれになった。

2. 実際に起こった歴史的出来事を取り上げて、それを型として説明する。
・・・預言者がエジプト(とかバビロンとか)と言う場合は、物理的なエジプトではなく、神の民を滅ぼそうとする全ての脅威(→この場合はヘロデ:当時2歳以下の子供を全部殺してキリストを抹殺しようとした)を総称する言葉。キリストがここでヘロデの手を逃れ、救い出された事がオリジナルで、出エジプトの出来事はその型、という事。・・・かなり難しい内容です。

3. 実際に起こった歴史的事実から適用している、そこに一つでも共通点があればいい
・・・ここでは2歳以下の子供たちを殺されベツレヘム中のお母さんたちが泣き叫んだ、その「泣いた」というのが共通点。エレミヤ書では、若者たちがバビロン捕囚で連れて行かれた(ラマはその別れた場所)、その息子を奪われたお母さんたちの嘆きと一緒だ、という事。

4. 預言者「たち」となっているように、いろいろな預言者の言った事をまとめるとこのようになる、という使い方。
・・・実際「ナザレ人と呼ばれる」というような預言は、聖書には出てこない。ナザレという町はガリラヤ地方にある小さな町だが、当時、ガリラヤは蔑まれた地方、そこにある町で、旧約聖書には一度も出てこないほどの小さな小さな町、そんな場所でキリストは30年間を過ごされた、それほどへりくだった生涯だった、と表現している。

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一つ一つが、実際のメッセージの中では深く深く掘り下げられ解説されていますが、ここでは大まかにしか書けません。しかしこれだけを見ても、私たち異邦人には、自分たちの知識だけでは聖書は到底理解できない事がわかりますよね、というか、わからなくて当然だな、と・・・。本当に表面だけで見ていたなんだなーと思わされます。

いずれにしても、預言の成就、という言葉の意味をとらえ違えていた事を知ることができました。それは旧約聖書を引用している、という事だったんですね。その方法もひとつではない事も知りました。

もっと詳しい事を知りたい方は、ぜひこのメッセージを聞いてみてください。CDで購入できるようになっています。
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  1. 2008/03/31(月) 14:59:01|
  2. Bible Study
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

預言の成就について

はじめまして、モリエルミニストリーズ(http://www.moriel.jp/news/index.php)の森大輔といいます。
AKOさんのこの記事を偶然発見してコメントさせてもらいました。

ユダヤ的解釈に興味がおありのようなので、少し書いていきます。(何かのお役に立てれば幸いです)

2の引用箇所について:
『アブラハムの旅』(4ページ目以降)
http://www.moriel.org/Teaching/Online/Abraham's_Journey/Abraham's_Journey-Japanese.pdf
に分かりやすい説明があるので、ご覧ください。

4の引用箇所について
ジョン・ライトフットという人が次のように書いています。
『「この方はナザレ人と呼ばれる」このことは若枝「נצר Netzer,(ネッツァー)」に関するイザヤ11章1節から引用された。そして、これはキリストを示すひとつの優れた象徴であり、ナザレ人サムソンを思い出させ、決してさげすまれるべきではないような重要性を持っている』
ヘブライ語ではネツェル、ナヅィルのように同じような発音で、同じような語幹をしているので、ナザレ人と呼ばれるというのはこの「若枝」というメシアを表す象徴から来たようですよ。

いきなりの訪問おじゃましました。

  1. 2009/12/29(火) 19:14:45 |
  2. URL |
  3. 森大輔 #-
  4. [ 編集]

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Gospel Choirを指導して、早いもので丸12年が経ちました。まだまだ成長の足らない私ですが、精一杯みなさんと一緒に歌って行きたいと思います。日本のGospel Choir、がんばろう~~!

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