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細川ガラシャ夫人

という方をご存知でしょうか?私も最近、三浦綾子さん著の小説で知ったばかりです。織田信長やら秀吉やら徳川家康が出てくる、いわゆる戦国時代?のお話で、日本の歴史にはうとい私ですが、この小説はどんどん引き込まれました。今回はこの小説の中からご紹介します。

細川ガラシャ、と言っても外国人ではありません、織田信長を倒した明智光秀の娘、玉子(たまこ)の事で、のちに洗礼を受け、その洗礼名がガラシャ(伽羅奢:恩寵、聖寵の意味)というのだそうです。彼女がたどった数奇な運命を通して神に導かれて行くわけですが、その求道中(神様を探し求めている時期)に、当時の有名なキリシタン大名、高山右近と再会し、話す機会が与えられる、という場面が出てきます。そこでの会話がとても印象的で、ぜひ紹介したいと思いました。

ここにいたるまでの背景なども知ると、よりいっそう心に深く響きます。機会があったらぜひ一読してみてください。

言葉遣いが当時のもので、今の私たちにはちと難しいかもしれません・・が、改めて日本語の美しさも味わえると思いますよ。
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ーー細川邸に、ひょっこり高山右近が訪れ、思いかけず歓談の時を持つことができた。そして・・ーー

右近が帰りかけた時、忠興(ただおき・玉子の夫)は何か尋ねる事はないかと玉子に言った。玉子は、

「神を信じようと致します時、一番大切な心がけは何でござりましょう。」

と尋ねた。右近の顔が輝いた。

「よいお尋ねじゃ。神を信ずる者に第一の心がけはのう。それは、何事も神の御心(みこころ)のままになさしめ給え、と祈る事ではないかと存ずる。」

「何事も神の御心のままになさしめ給え、とお祈り申すのでござりますか」

「さようでござる。神は全智全能で全き愛のお方。この神のなさることに、われわれ小さな人間が、罪深いものがあれこれかしこ気(げ)に理屈を申し立ててもいたし方ござらぬ。先ず安心して己(おの)れを神の御手にお委ね申すことが肝心じゃ。われわれ人間の、あさき心のままになるよりも、神の深き御思いのままになるほうが、安全確実というものでござる故。」

その言葉が、玉子の胸に素直に沁みて行った。

(与五郎※のことも、神の御心のままにおまかせするのがいいのかも知れぬ)
そう思うと確かに心が軽くなった。

「人間、じたばたしても、自分の力では髪の毛一本増やすこともできぬものでのう」

右近はそうもいっていた。

まことにそのとおりだと、玉子も思う。キリストがどういう御方か、神がいかなる御方か、玉子にはまだわからない。神のなさるままにお委ねして、黙ってキリストのあとに従って行きたいと、玉子はいま、心から思った。

※与五郎:玉子の生まれたばかりの4番目の子、生まれながらに虚弱な子だった。


(細川ガラシャ夫人・下巻/三浦綾子著より)
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  1. 2008/05/26(月) 12:23:01|
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